いつもと変わらない姿
今年のゴールデンウィークも「たじまのお塩」を作っている、福田則雄さんに会いに兵庫県の最北端、竹野町にある塩工房を訪れました。
工房に到着し中に入ってみると、そこには変わらない則雄さんの姿がありました。
いつもはアポなしで訪問することが多いけど、今回は写真を撮影させて欲しいと事前に連絡を入れていたので「時間に合わせてはじめてるよ」と。釜の中をのぞき込んでみると、すでに海水は煮詰めが始まっていて、もう残り3分の1ほど。これで今日の分の製造は終わりということだったので、撮影をしながら残りの海水が塩になっていく様子を見学させてもらいました。
この写真もそのうちの1枚、釜に薪を入れて温度を調整している姿です。
ここで作られるお塩は、もともと竹野浜に流れ着く流木を使い火を焚いて塩を煮詰めていました。浜に流れ着く流木は処理するのにもお金がかかっていたので、これを利用することで一石二鳥というわけでした。しかし、塩を作る量が増えたことで、流木が足りなくなってしまい、今では廃材などを利用して塩を作られています。
この日はとても過ごしやすい天気で、工房の中も気持ちの良い風が吹き込んでいましたが、ゴールデンウィークも終わり、もうすぐで梅雨に。そして、その後はいよいよ竹野はハイシーズンを迎えます。
夏は、塩工房がある施設は海水浴のお客さんに解放されるため、少しの間お休みに入ります。また、秋になったら会いに行きます。