東京と但馬の二拠点居住に向けて

チコニア商店を運営するにあたって、但馬で拠点となる場所を探していると、このあたりにも少しづつコワーキングスペースやシェアオフィスといったシェアスペースができてきているようです。

3年ほど前に、同級生にスペースをシェアして一緒にカフェをしようと話をした時に「シェアってなに?」と、首を傾げられたことが今となっては懐かしいくらい、このあたりでも徐々に浸透してきているように思います。

その中の一つである神鍋高原にある「COWORKING HOUSE かんなべjelly」さんを訪れました。3年前の2014年から営業をスタートしている但馬のコワーキングスペースでも早くから運営を始められた場所です。

もともとこの高原にあったペンションの宿泊施設を改装し、1階がコワーキングスペースとカフェに、2階がシェアオフィスになりました。

なんと言ってもここの特徴は、高原にある建物からの見晴らしと澄んだ空気。そして、1階のとちの実カフェの食事も絶品。お店の方の接客も抜群で、娘さんは東京からのUターンの一人でもあるそうです。

アクセスは、駅から車で20分ほどかかるため決していいとは言えず、わざわざ仕事をしにここに来るといった形にはなりますが、この場所でしか思いつかないアイデアが閃きそうです。

私は、車がなくても自転車や歩きで生活ができる、必要なものを買いに行ける、打ち合わせなどで会いたい時に会える、といった普段から顔の見える距離感で生活や仕事を送りたいので、ぽつんとこの場所にオフィスを構えるというのは現実的ではないかもしれませんが、たまに気分転換にこういった場所で仕事をするのも良いんだろうなって思います。

間違いなく都会にはない景色が、そこには広がっていますから。

チコニアは、兵庫県北部 但馬地方のふるさとの味を届けるプロジェクトです。