地元なのに知らないこと
生まれ育った地域でも、知らないことがたくさんある。
「海の近くの仕事」という先日書いた記事の漁協の仕事もそう。地元だけど、まだまだ知らないことが但馬にはたくさんあります。
この写真の景色もそのひとつ。
兵庫県美方郡香美町小代区貫田という場所には、日本の棚田百選の一つにも選ばれる美しい棚田「うへ山の棚田」があります。
この小代区は、日本で最も美しい村と呼ばれ、日本の和牛の99.9%を占める但馬牛を生み出した地域としても有名な場所で、豊富な水と昼と夜の寒暖差によっておいしいお米も収穫されています。
ということを書いてみたものの、自分の地元に棚田があることも、但馬牛の発祥となった場所だということも、知ったのはつい最近のこと。自分の地元のことなのにあまりにも知らなさすぎてちょっと恥ずかしい。若い頃は都会にばかりに目が向いていて、全く興味が沸かずすぐそばにあるものの魅力に気づいていなかったのかもしれません。
今となってはとても勿体無いことをしたと思う反面、これからまだまだ知らない地元のことを知れる余地が残っているのは楽しみでもあります。都会に出て行ってしまった人はもちろんだけど、今但馬に住んでいる人でも知らないことはたくさんあって、そんな情報をもっと掘り起こしていきたいなと思います。
話はズレてしまいましたが、この棚田で作られたお米は、昔からの「うへ山米」という名前と、この地域の若い方たちが休耕田を利用して作り始めた「俺たちの武勇伝」という2つの形でネットから購入することができます。(購入はこちら)
今はシーズンではないので購入できないようですが、気になる方は秋になったらみてみてください。